チャプター 204

「あら、もしそうだとしたら、ハーディング夫人になる夢は砕け散るわね。だって、血のつながった近親者同士は結婚できないもの」

キャサリンと初めて会ったときから、彼女がいつもイザベラをかばっていることには気づいていた。グレースとイザベラが揉めたときでさえ、キャサリンは実の娘よりイザベラの肩を持っていた。

いったいどこの母親が、実の子よりよその子をひいきするというのだろう。

そうなると、考えられることはひとつしかない――キャサリンとイザベラのあいだには、特別なつながりがある。

血縁よりも強い絆など、ほかに何があるというのだろう。

ほかの説明は思い浮かばなかった。血のつながりもない相手を、母親...

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